HONDA NSR500 ’84 タミヤ 1/12 製作(その3)

リアルプロダクション第1弾 ホンダNSR500 -3

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今回3回目となります。フロントホイール周りの組立てから始めます。

3-1.フロントホーク・ホイールの組立て・塗装

フロントホークはインナーチューブをセミグロスブラック、アウターチューブは組立ててからグロスブラックで塗装後、メッキシルバー等で塗装します。それから墨入れブラックを薄く筆塗りして、ブレーキキャリパーの付く部分をチタンシルバー、セミグロスブラックで塗り分けます。最後にボルトの部分にエナメルのシルバーを差します。

フロントホイールはリヤと同様にセミグロスブラックで塗装してからボルト部分にエナメルのシルバーをのせて仕上げます。

ブレーキディスクローターは塗装する前に、0.4mmのピンバイスで穴あけを施します。

面倒ですがこうすることでリアルな感じが増しますので面倒ですが頑張ってやってみましょう。

穴を開けたらグロスブラック⇒メッキシルバーの順で塗装し、ローターの外側部分(パッドの当たる部分)をマスキングしてチタンゴールドを薄めに塗ります。

乾いたらボルト部分にエナメルのシルバーを差して、ホイールに取り付けます。

3-2.フロントホークの組立て

前項で組立てたホークとホイールを組んでいきます。

先ず細かいパーツを塗装します。パーツ№.C8、C7は接着してからセミグロスブラックで塗装します。

パーツ№.A6フロントフェンダーは下地にタミヤのピンクサーフェーサーを吹いてから、イタリアンレッドで塗装します。

ホイールの組み方は、先ずM1.6のビスをホークとホイールに通してグラつかない程度に固定してからフェンダーとアンダーステムを挟んで接着します。

接着剤は流し込みタイプを使用しそれぞれのパーツの間に少量流し込む感じですると、はみ出しもなくキレイに仕上がると思います。

3-3.スタンド、ブレーキキャリパーの組立て、塗装

スタンドは組み立ててからセミグロスブラックで塗装し、最後に半光沢のクリヤーを全体に吹いて仕上げます。

パーツ№.C25アッパー側のステムはセミグロスブラックで塗装し、ボルト部分にエナメルのシルバーを差して取り付けます。

ブレーキキャリパーは左右1個ずつを組み立てたらグロスブラックで塗装し、その上からメッキシルバー等で塗装します。

乾燥したら墨入れブラックを薄めに塗り、ボルト部分にエナメルのシルバーを差してフロントホークに取り付けます。

ビニールパイプを左右それぞれの長さに切って差し込んでおきます。

3-4.フロントホークの取付け

いよいよフロントホークをフレームに取り付けます。

が、はやる気持ちを抑えて先ずは細かいパーツを仕上げていきます。

パーツ№.C49とC50をセミグロスブラックで塗装します。

パーツ№.C9トップブリッジはセミグロスブラックで塗装してから、ブレーキのリザーブタンクをエナメルのフラットホワイトで筆塗りします。はみ出さないようにトップブリッジ側をマスキングしておくと安心です。最後にパーツ№.C21キャップをセミグロスブラックで塗装して被せます。

パーツ№.C47、C48(左右別)はフラットアルミで塗装し半光沢クリヤーでコートしてから突起部にエナメルのセミグロスブラックを差します。

ここまで済んだらパーツ№.C49をフロントホークに通してトップブリッジを被せフレーム先端にM1.6のビスで固定します。

フロントホークの取付けができたら、トップブリッジにパーツ№.C50とC47を取り付けます。

パーツ№.C47とC48は左右と向きがあるので注意して取り付けます。

最後にパーツ№.C1をフラットアルミで塗装、半光沢クリヤーでコートしてトップブリッジを固定したビスの上に被せるように取り付けます。

あともう一つ、パーツ№.B59ステアリングダンパーの取り付けです。

メッキシルバーで塗装してM1.2のビスでフロントホークに固定します。

3-5.ハンドル、メーターパネルの組立て、パイピング

パーツ№.B42、B43ハンドルはセミグロスブラックで塗装し、グリップ部分をエナメルのフラットブラックで塗分けます。又は先にフラットブラックで全体を塗装してからグリップの部分をマスキングしてセミグロスブラックを塗装してもいいかも知れません。やりやすい方でやって頂ければいいと思います。

グリップエンドはエナメルのホワイトをチョンとのせる感じで塗ってから、左右ともに固定します。

パーツ№.C31、C32燃料フィルターケースを組立て、パーツ№.C5を取り付けてからセミグロスブラックで塗装します。

パーツ№.E1はホワイト、C4はチタンゴールドで塗装し燃料フィルターケースに取り付け、ケース本体をフレームに固定します。

メーターパネルは先ず全体をセミグロスブラックで塗装し、半光沢クリヤーでコートします。

十分乾いたらエナメルのダークグレイを最初は3倍程度に希釈して、端の方、周囲から満遍なく少しづつ流し込んでいきます。毛細血管現象と表面張力を利用して凸部分を回り込むように染めていきます。

上手くいったら2倍程度に希釈したダークグレイで同じように染めていきます。

塗り分けができたらメーター類のデカールを貼り十分乾燥させた後、半光沢クリヤーで最初は砂吹きをしながらコートします。

パイピングは説明書を見ながら取り回しの位置をよく確認して行います。

面倒な工程ですがこれがないとサマにならないのでじっくり取り組みましょう。

3-6.フューエルタンクの塗装、取付

いよいよ車体周りでは最後の工程になります。

フューエルタンクはパーツ№.A5とC6を除いて組立て、グロスブラックを塗装した後アルミシルバーで塗装します。乾燥したら半光沢クリヤーで全体をコートします。

パーツ№.A5はチタンゴールド、C6はセミグロスブラックで塗装しフューエルタンク本体に取り付けます。

最後にM1.2のボルト4本で車体下部に取付け、ビニールパイプを接続します。

これで車体部分は完成です。

3-7.主なパーツの塗装レシピ(その3)

主なパーツに使用したカラーを塗装した順番で記載しています。

◆フロントホーク(インナーチューブ)

  • ①タミヤLP-5セミグロスブラック

◆フロントホーク(アウターチューブ)

  • ①タミヤTSー14ブラックガイアノーツ プレミアムミラークローム
  • ②タミヤ墨入れブラック(筆塗り)

◆ホイール

  • ①タミヤLPー5セミグロスブラック
  • ②ガイアノーツ ピンポイントシルバー

◆ブレーキディスクローター

  • ①タミヤTSー14ブラック
  • ②ガイアノーツ プレミアムミラークローム
  • ③タミヤⅩー31チタンゴールド≪ブレーキパッドの当たらない部分≫

◆ブレーキキャリパー

  • ①タミヤTSー14ブラック
  • ②ガイアノーツ プレミアムミラークローム
  • ③タミヤ墨入れブラック(筆塗り)

◆メーターパネル

  • ①タミヤLPー5セミグロスブラック
  • ②タミヤⅩFー24ダークグレー

◆フューエルタンク

  • ①タミヤTSー14ブラック
  • ②タミヤTSー17アルミシルバー
  • ③GSIクレオス半光沢クリヤー

3-8.今回のポイント

①ブレーキディスクローター

実車のブレーキディスクローターはドリルドディスクとなっていて、このキットでも再現はされていますが完全に穴が開いている訳ではありません。

墨入れをすれば遠目にはそれなりの雰囲気は楽しめますが、穴を開けた方が断然リアルな感じは増します。

地道な作業で数も多く面倒ではありますが、完成度を上げるためにも頑張って挑戦してみましょう。

因みに今回使用したドリル径は0.4mmですが作る方のセンスでもう少し大きめ或いは小さめを選んで頂ければいいと思います。

②メーターパネル

メーターパネルも完成度を決める大事な部分になるかと思います。

円形のメーター部分はマスキングで塗り分けも出来なくはないですが、綺麗な円形に塗り分けるのはなかなか難しいです。

私の場合は先の説明でも書いているように先ずブラックで全体を塗り、クリヤーでコートした後エナメル塗料を3倍程度に希釈して、それを筆に含ませ四方から流すように入れていきます。

毛細血管現象と表面張力をうまく利用してメータの円形部分を回り込むように塗料の流入を調整しながら流し込んでいきます。塗料自体を薄めているので何度か繰り返し流していきます。

2回目以降から少しづつ濃くしていってもいいかも知れません。あまり回数を重ねるとメーター部分を吞み込んでしまうので色が付いたら良しとしました。

こんなところで今回は終わりにしたいと思います。

次回はいよいよ終盤、タンクやカウル類の塗装・組立てに入っていきます。

次回もお楽しみに・・・

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