HONDA NSR500 ’84 タミヤ 1/12 製作(その2)

リアルプロダクション第1弾 ホンダNSR500 -2

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今回は2回目ということで前回製作したフレームとエンジンのマウント、チャンバーの組立て・塗装から始めていきたいと思います。

特にチャンバーはこのマシンの特徴ともいうべき配置で、エンジン上部を通しているためタンクを外した状態だと一番目につきます。

ですので手を抜かずにしっかり塗装し、組み立てましょう。

2-1.エンジンのマウント [1/12 TAMIYA NSR500]

フレーム後部にパーツ№.E3を取り付けてから、M1.2のビス4本を使ってエンジンをマウントします。

パーツ№.E3は塗装はせずそのまま取り付けます。

右側のイグニッションコイルにプラグから延びたコードを差し込みます。

2-2.マフラー・チャンバーの組立て・塗装

マフラーとチャンバーを組立てます。

マフラーはパーツ№.B54にB51を取り付けて塗装します。パーツ№.B52の排気口はマフラー本体とは別に塗装します。

両方とも先ずグロスブラックで塗装します。その後、マフラー本体はGSIクレオスのスーパージュラルミンで塗装、排気口はガイアノーツのプレミアムミラークロームで塗装後、墨入れブラックをサッと塗っておきます。乾燥したらマフラー本体に取り付けます。

チャンバーも先ずはグロスブラックで塗装します。乾燥したらガイアノーツのプレミアムミラークロームで全体を塗ります。乾燥したらエナメルのクリアオレンジを4~5倍に希釈して薄っすら吹き付けます。次にチャンバー前方の曲がりの部分にエナメルのクリアブルーをこちらも4~5倍に希釈して薄っすら吹き付け、その後エナメルのセミグロスブラックを3倍程度に希釈して、チャンバーの溶接部分に沿うように縦方向に薄く塗装します。

説明書ではチタンシルバーとブロンズを2:1で混ぜて塗装すよう指示していますが、前述した塗装の方が断然質感が良くなります。

2-3.マフラー・チャンバー・ラジエターの取り付け

チャンバーは先ず右側の後端をフレーム後方に通してから前端部分をエンジンに取り付け、左側も同様にしてエンジンに取り付けます。

エンジン側への組み込みはズレることなく気持ちいいほどピタッと収まって、この辺りはさすがタミヤだな~と感心してしまいました。

ラジエターは全てのパーツを組んでしまい、グロスブラック塗装 ⇒ スーパージュラルミン ⇒ 光沢クリアの順で塗装します。

乾燥したらマスキングをして両サイドのウォーターラインの一部をフラットブラックで塗装し、最後にラジエターフィン両面に墨入れブラックを差して、フレームに取り付けます。

2-4.リヤダンパー・スイングアームの組立て・塗装

リヤダンパーはパーツ№.B28とB29でポリキャップを挟むように組立てます。接合面は♯1000くらいのペーパーで均しておきます。

色はグロスブラックで塗ったあと、チタンシルバーとチタンゴールドで塗り分けます。

パーツ№.E2は塗装しません。

リザーブタンクは、グロスブラック⇒メッキシルバーの順で塗装しマスキングして帯の部分を白で塗ります。先端をエナメルのシルバーで塗り、最後に墨入れブラックを軽く筆塗りします。

スイングアームは組立ててからグロスブラック⇒アルミシルバーの順で塗装します。

後端のアジャスター部分はエナメルのチタンゴールドを塗り、乾燥したら全体に半光沢のクリヤーを吹きます。

パーツ№.C56 はグロスブラックで塗装してスイングアームに取り付けます。

前項で作ったリザーブタンクとダンパーを取り付けます。

2-5.リヤホイールの組立て・塗装

先ずブレーキの塗装をします。パーツ№.B10、B13、B22、C57全部グロスブラックで塗装します。

C57以外はメッキシルバーかミラークロームで塗装し、乾燥したら墨入れブラックを薄っすら筆塗りしておきます。

B22ブレーキディスクはボルト部分にエナメルのシルバーを細い筆で塗料をのせる感じで塗っていきます。

B10とB13のキャリパーのボルト部分にもエナメルのシルバーを塗っておきます。B13はキャリパーから下の部分をセミグロスブラックで塗装し、ディスクを挟んでC57を組み込みます。

リヤホイールは組み立ててからセミグロスブラックで塗装し、半光沢クリヤーを全体に吹き乾燥したらエナメルのシルバーでボルト部分を細い筆を使ってチョンとのせるような感じで塗っていきます。

チェーンはグロスブラック⇒メッキシルバー等で塗装し乾燥したら墨入れブラックでチェーン部分を塗っておきます。

スプロケットはX-31チタンゴールドで塗装します。

ホイールにタイヤを履かせてブレーキ、チェーンを取り付け、スイングアームにM1.6のビスを通して固定します。

2-6.スイングアームをフレームに取り付ける

前項で組立てたスイングアームをフレームに取り付けます。

ダンパーは頭の部分の向きがあるので注意します。

パーツ№.B4、B21はグロスブラック⇒シルバーを塗り、B4の方は乾燥させて墨入れブラックをサッと塗ってから組み込みます。

2-7.主なパーツの塗装レシピ(その2)

主なパーツに使用したカラーを塗装した順番で記載しています。

※筆塗りと書いているもの以外は全てエアブラシ、またはスプレー缶を使用しています。

◆チャンバー

①タミヤTSー14ブラック
②ガイアノーツ プレミアムミラークローム
③タミヤXー26クリヤオレンジ(エナメル)
④タミヤXー23クリヤブルー
⑤タミヤ墨入れ塗料ブラック

◆マフラー

①タミヤTSー14ブラック
②ガイアノーツ プレミアムミラークローム≪太鼓部分≫
③GSIクレオスSM208スーパージュラルミン≪排気口部分≫
④タミヤ墨入塗料ブラック≪排気口部分に筆塗り≫


◆ダンパー

①タミヤTSー14ブラック
②タミヤX-32チタンシルバー
③タミヤX-31チタンゴールド
④GSIクレオスSM208スーパージュラルミン
⑤タミヤ墨入塗料ブラック≪全体に薄く筆塗り≫


◆リザーブタンク

①タミヤTSー14ブラック
②ガイアノーツ プレミアムミラークローム
③タミヤ墨入塗料ブラック≪全体に薄く筆塗り≫
④タミヤXー2ホワイト(エナメル)
⑤ガイアノーツ ピンポイントシルバー


◆ホイール

①タミヤLPー5セミグロスブラック
②ガイアノーツ ピンポイントシルバー≪ボルト部分筆塗り≫


◆チェーン

①タミヤTSー14ブラック
②ガイアノーツ プレミアムミラークローム
③タミヤ墨入塗料ブラック≪チェーン部分に筆塗り≫
④タミヤXー31チタンゴールド≪スプロケット≫

2-8.今回のポイント

①チャンバー

このマシンの場合、カウルを外した状態だとチャンバーが兎に角目立つので、ここをしっかり仕上げておくとかなりいい出来になると思います。

焼けた金属表面を再現する方法は、上の説明でも書いたように先ずグロスブラックで塗装しますが、表面を出来るだけツルツルにしておくことで艶が良くなります。

黒の後はガイアノーツのミラークロームなどで塗装しますが、厚塗りせず薄っすらと吹き付ける感じで全体がカバーできればOKです。

クリヤオレンジは全体に塗るのではなく、部分的に(適当に3分割くらいして)薄~く吹いておきます。

クリヤブルーはチャンバーの曲がり部分にこちらも薄~く吹き付けます。何れもエナメル塗料です。

最後はセミグロスブラックを3~4倍に希釈してから、エアブラシを細吹きにして先ず全体に薄っすらと、あとは溶接箇所に沿ってなぞるように何回か往復しながら吹いていきます。

一発勝負ではありますが、エナメル塗料ならうすめ液でサッと拭き取れますので、その気になれば何回でもやり直しが可能です。

②ホイール

ホイールも出来栄えに大きく影響しますのでしっかり仕上げておきましょう。

全体をセミグロスブラックで塗装します。乾いたらエナメル塗料のシルバー(ガイアノーツのピンポイントシルバーがお勧め)を面相筆でボルト部分にチョンとのせる感じで塗っていきます。

あまり薄すぎると流れてしまいますので、最初は原液のままのせて、ノリが悪ければ少しうすめていく感じで試してみてください。これもエナメル塗料なのでうすめ液でサッと拭き取れますが、あまりやり過ぎると下地の黒にキラキラ感が残ってしまうのでご注意を!

と、こんなところでしょうか。

つづいてフロントホイール周りの組立てになりますが、今回はここまでとさせて頂き次回3回目で書いていこうと思います。

それではありがとうございました。

次回もお楽しみに・・・

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