PROTAR 1/9 LAVERDA 750SF ’71(その2)

バーチャルプロダクション プロターラベルダ750SF’71  -2

前回記事:LAVERDA 750SF(その1)

ラベルダ750SFをバーチャルで作る❝その2❞

前回ホイールの組立てまでを完了しました。

今回はエンジンの組み立てから始めていきます。

プロター ラベルダ750SF バーチャル製作(その2)

1.Montaggio del basamento:クランケースの組み立て

『エンジン。 カーター(クランクケース)N.9,10はそれらを一緒に接着します。

シリンダーNo.11、12を形成し、クランクケースに接着します。

ヘッド:ピースNo. 13、No。14、15、16、17、18の周りに接着剤、図を参照、タイミングカバーNo. 19、19ビス。』

先ずは図面の1番でクランケースを組み立てます。

2番でシリンダーブロックを組み立てる。

3番でシリンダーヘッドを組み立てる。てな感じ

タイミングカバーは次の項で出てきます。

2.Installazione del blocco cilindri:シリンダーブロックの取り付け

『キャンドルN.20、21、それぞれ4cmの赤い糸が付いています。

ピースNo.22、23をモーターに接着します。

ハウジングに24、25、26番の接着剤でダイナモを形成します。

27、28、29番のスターターモーターをハウジングに接着します。』

ここでは先にシリンダーブロックとクランケースを固定し、塗装します。

塗色はグロスブラック⇒アルミシルバーの順で塗装して、艶消しクリヤーでコートしてエナメルのブラックを薄めて全体にサッと筆塗りしておきます。

それあとシリンダーヘッドにプラグ 20 と 21 を取り付けます。

それぞれ赤い糸が付いてるということですが見当たりません。多分プラグコードを赤いチューブかなんかで付けろと言ってるんじゃないかと思いきや、そんな色のチューブは見当たらないし、実車の写真を見たらコードは黒でした。

プラグを取り付けたら19番のケースカバーをグロスブラック⇒ジュラルミンシルバーで塗装して半光沢のクリアでコート、よく乾燥させてクランケースに取り付けます。

ダイナモ、スターターモーターはグロスブラック⇒ジュラルミンシルバーで塗装して取り付けます。

3.Installazione carburatore:キャブレターの取り付け

『No. 30、31、32、33でキャブレターを形成します。

34、35、36、37番でもう一方を繰り返します。

それらをヘッドに取り付けます。図を参照してください。

キャップN.38、39、40、41を接着します。

リングナットN.42、43、オイルキャップN. 44を接着し、キャブレターにそれぞれ5cmの黒いワイヤーを取り付けます。図を参照してください。』

ここはちょっと細かい。

キャブレターは№33のエアファンネルを除いて組み立て、グロスブラック⇒アルミシルバーで塗装します。

半光沢のクリアでコートしてエナメルのブラックを薄めて筆塗りしておきます。

エアファンネルはグロスブラック⇒メッキシルバー等で塗装してキャブレター本体に取り付けます。

№.38、39、40、41はグロスブラック⇒メッキシルバー等で塗装しエンジン本体に取り付け、№.42、43、の排気管ジョイント部はグロスブラック⇒ジュラルミンシルバーで塗装、半光沢のクリアでコートして墨入れブラックをフィンの間に差してエンジンに取り付けます。

4.Assemblaggio del telaio:フレームの組み立て

『No. 45、46を接着します。サポートNo.46ビスを挿入します。

フレームの半分のN.47の穴に取り付け、残りの半分のN.45ビスで閉じます。

コイルNo.48、49を穴に接着し、エプロンNo. 50をフレームに接着し、ピースNo. 51、52でネジで閉じます。

レバーNo.48ビスを接着し、フェンダーNo. 53を後ろから挿入し、フェンダーの2つの穴がフレームに固定できる位置になるまで、サポート上でスライドさせます。

バッタNo.54をかみ合わせ、熱くなったら止めます。

部品番号55、56、キャップ番号57、端子番号58でバッテリーを形成します(ただし、最後に挿入します)。』

フレームの組み立てに入ります。

翻訳文の前半は意味が分かりにくいですが、フレームの片側№.45と反対側№.47の間に№.46を挟んで接着します。

上の写真で№.46が両フレームの矢印の箇所にある穴に入れ挟み込みます。

フレームはグロスブラックで塗装し、イグニッションコイル№.48、49はフラットブラックで塗装後フレーム本体に取り付けます。

サイドカバーはイタリアンレッドで塗ることにします。

作る方のお好みでって感じですけど、純正では他にグリーン、ブルー、オレンジなんかがあったようです。

で、赤で塗装する場合は下地にタミヤのファインサーフェイサー(オキサイドレッド)を塗ります。

赤は隠蔽力が弱いので下地の色に影響されやすいです。発色をよくするためにもこのオキサイドレッドのサーフェーサーを塗っておきましょう。

サーフェーサーで下地の処理をしたらイタリアンレッドで塗装します。乾燥したら光沢のクリアでコートしてよ~く乾燥させます。

塗装が済んだらフレームにビスで固定し、セパレーター(№.50)を両サイドのカバーで挟むように組み込みます。

フェンダーはグロスブラックで塗装し、ガイアノーツのプレミアムミラークロームで薄っすらと塗装します。

フレームへの取り付けは№.54を前方の穴に通して固定します。

バッテリーは№.55と56を接着してセミグロスブラックで塗装します。

セルのキャップ(№.57)もパーツ化されています。実に細かい。

探すのに苦労しました。タンクなんかと同じセクションにいました。

で、このキャップは赤で塗装します。

端子(№58)はガンメタルで塗装しキャップと合わせて取り付けます。その後、フレーム本体に取り付けます。

5.Montaggio braccio oscillante:スイングアームの組み立て

『ピースN.59、60を平行に保ちながら結合します。

チェーンを挿入し、スイングを調整してピンでフレームに固定します。』

スイングアーム№59と60を組み立て、フレーム本体と同じグロスブラックで塗装します。

チェーンは例の軟質ゴムパーツで何れ接触するパーツを溶かしてしましますので使用は避けたいところですが、代替のパーツが見当つからないのでスプロケット側に手を加えることにしてこのまま使用することにします。

塗装はジュラルミンシルバー、乾いたら墨入れブラックを筆塗りして明暗をつけておきます。

塗装が終わったらスイングアームに通して図面のビスでフレームに取り付けます。

6.Montaggio dell’ammortizzatore:ショックアブソーバーの組み立て

『ピースM.61、62を結合し、スプリングを挿入してN. 63をかみ合わせ、フレームの上部とスイングアームの下の部分に取り付け、同時にケーシングN.64を固定します。

図Nを参照してください。

14、それを前部に接着し、その下にもう一方のハーフクランクケースN.65を取り付けます。

もう1つのショックはNo.66、67、スプリング、No.68です。』

ここは図面と翻訳文で行けるでしょう。

色だけ書いておくと、№.63、68はジュラルミンシルバー、№.64、65はプレミアムミラークロームで塗装します。何れも下地にグロスブラックを塗っておきます。

スプリングはメタルプライマーを塗ってからグロスブラックで塗装します。

今回のまとめ

今回はエンジン、フレームとリヤの足回りを作ってきました。

エンジンはパラレルツインでイタ車にしてはオーソドックスなレイアウトですよね。

イタ車といえばドゥカティのL型とかモトグッチの縦置きVTwinなどが兎に角印象的で、ラベルダは以前イギリス車かと思ってました。

ま、そんな訳で車両自体はイギリス車にも見えたりするんですが、このイタリアはプロターのキットは例えバーチャルプロダクションであっても感動と失望を同時に味わえるユニークな存在であると同時に、大人であり子供であるという懐の深い存在なんだなと改めて思うのでありました。

なんか〆の言葉っぽくなってきてますが、未だ次回も続きますよ。

次回はフロントホークの組み立てからです。お楽しみに・・・・

次の記事:LAVERDA 750SF(その3)

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