PROTAR 1/9 A.J.S. 7R Boy Racer(その2)

バーチャルプロダクション プロターA.J.S 7R  -2

前回記事:A.J.S. 7R Boy Racer(その1)

高価な絶版プラモデルを恰も買って作ってる気分になれるバーチャルプロダクション、プロターシリーズ第3弾A.J.S.7R(その2)、今回はいよいよ製作偏です。

それでは早速始めていきたいと思います。

と、その前にメッキパーツについて書いておきます。

前回その1でパーツチェックをした際にメッキパーツの状態いついては問題なかったのでそのまま使ってもいいかと思いましたが、筆者のこだわりとしてはやはりメッキを落として再塗装することを推奨します。

ランナーから切り出した部分の処理とか面倒ですしね…

ということで、ここではメッキパーツはメッキを落とした状態を前提に話を進めていきます。

メッキの落とし方は最後のまとめのところで書いておきます。

では、始めます。

1.Montaggio cilindro e testata:シリンダーとヘッドのアセンブリ

先ずはエンジンの組み立てからです。

空冷エンジンのフィンを重ねるようにして組み立てる方式です。

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16個のパーツを重ねて№.15で刺し通すように組み立てます。

ここでの注意点は№.11のパーツを№.95に付けてから上の部分を被せていくようにすることです。

先に上まで重ねてしまうと取り付けが困難になります。きっと・・・

ここまで組み上げたらヘッド部分のパーツを取り付け、№.105にゴムチューブを差し込みます。

で、ゴムチューブですが例の軟質樹脂部品なのでこれは使わずタミヤなんかの社外品を使うようにします。

塗装についての指示はなくパーツ自体に塗り分けがしてあるので、そのままで塗る必要ないよ、ということなんでしょうがカッコよく仕上げるためにはやはり塗らない訳にはいきません。

組みあがったら全体をグロスブラックで塗装し、その上からアルミシルバーにグレーを少し混ぜて塗装します。

ヘッドの部分はゴールで塗装します。

何れも半光沢のクリヤーでコートして十分乾燥させた後、墨入れブラックを筆で塗り付け直ぐに軽く拭きあげておきます。

フィンの間などに薄く色を付けることで立体感が湧きます。

2.Montaggio propulsore:スラスターアセンブリ

ここではスラスターアセンブリと訳されていますが、クランケースのことでしょう。

多くの場合クランクケースとギアボックスは一体となっていてクランクの回転運動(動力)を歯車を使って伝達しますが、この車両はクランクとギヤをチェーンを使って伝達します。

なんかこれだと素人目にロスが大きいような気がしますが、当時はまだまだ発展途上でこれも一つの試みだったんでしょうね、きっと・・・

そのためクランクケースとギヤボックスが完全に分離されています。

なのでここでは訳のとおりスラスター(推進装置)と呼ぶことにします。

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で、スラスターの組み立てですが№.108と109、106と111をそれぞれ組んだらお互いを接着し細かいパーツ№.89、90、97を各々取り付け、シリンダーヘッドと同じゴールドで塗装しておきます。

カムチェーンのカバー№.106にA.J.S.かマチレスのマーク何れかを選んで貼り付けます。

この時点でどちらか選んでおかないといけないですね。

№.7と75はシルバーで塗装しスラスターの後部に取り付けます。

ここまで出来たら全体を半光沢クリヤーでコートして、乾いたらエナメルのブラックを7~8倍に希釈したものを筆で全体にサっと塗り垂れた部分を拭き取ります。

そのあとボルトの部分をエナメルのシルバーで差すように塗っておきます。

№.9と34ピニオンギヤはシルバーで塗装しΦ1.4×6のビスで取り付けます。

№.37と87、88キャブレターは組み立てたらジュラルミンシルバーで塗装しクリヤコートはせずに墨入れブラックを薄~く塗ってエンジンに取り付けます。

最後にシリンダーとスラスターを接着しゴムチューブを各々繋ぎます。

今更ですがこのセクションの注意書きがありましたので載せときます。

『注意:ピニオンはシート内で自由に回転する必要があります』

ビスで留めたピニオンギヤは回転するように締めすぎに注意します。ってとこかな・・・

3.Montaggio trasmissione primaria e cambio:一次トランスミッションとギアボックスアセンブリ

次はトランスミッション、ギヤボックス、マフラーを組み立てます。

先ずはギヤボックスから、№.62と81、82を組立て塗装します。

下地にグロスブラックを塗ってから、アルミシルバーにグレーを混ぜて塗装し、艶消しクリヤーでコートします。

№.33ピニオンギヤと№.35、41、71クラッチ板はジュラルミンシルバーで塗装しておき、ピニオンギヤにセカンダリ側ドライブチェーンを掛けてΦ1.4×6のビスで取り付けます。

そのあとピニオンギヤに被せるようにクラッチ板を取り付けます。

エンジンとギヤボックスを繋ぐフレームというかステー(№.45、47)はグロスブラックで下塗りしてからシルバーで塗装し前方をエンジンを挟むように取り付け、ギヤボックスを中間あたりにぶら下げるように組み込みます。

マフラーはランナーから切り出したら#1000⇒#2000の順でペーパー掛けをし表面を滑らかにします。

下地にサーフェーサーを吹いてグロスブラックで塗装した上にガイアノーツのプレミアムミラークロームなんかで塗装してキラキラにします。

塗装が終わったら№.65を挟んで取り付けます。

№.72シフトペダルはシルバーで塗装しギヤボックスに取り付けます。

最後にゴムチューブ⑬と㉒を各々付けて、プライマリドライブチェーンをスラスターとギヤボックス間に掛けます。

ここでの注意事項も前項と同じで、

『注意:ピニオンはシート内で自由に回転する必要があります』

となっているのでピニオンギヤが回転するように注意します。

ま、回転するようにしておいてもこのゴムチェーンって大抵歯車と上手くかみ合わないので回すと外れちゃうんですけどね。

動く状態になってることが肝心なんで・・・

では次に進みます。

4.Montaggio telaio e propulsore:フレームとエンジンアセンブリ

今度はエンジン、スイングアームをフレームにマウントします。

最初にここでの注意書きを載せておきます。

『重要:金属部品は研磨紙で洗浄し、亜鉛クロメートの層でコーティングし、光沢のある黒の「Protar012」で塗装する必要があります。』

金属部品とありますが、見たところビス以外にはなさそうな・・・

これまでにもビスは出てきていましたが、なんのことでしょう?

Φ2×24㎜の長いビスのことを言ってるのかな~きっと・・・

ならばこのビスを黒で塗ればいいってことで、先ずは軽くペーパーを掛けてプライマーを吹いておきます。

私はこんなのをよく使っています。

プライマーで下塗りしたらあまり時間をおかずにグロスブラックを塗装します。

これはこれで良しとして先に進めます。

ようやくというかこの項から色の指定が入ってます。

スイングアームとフレームに[012光沢のある黒]を塗れとのことです。

そのようにします。

フレームの塗装が済んだらエンジンを挟むようにして下側をビスで留めます。

スイングアームは№.3、4を接着してからグロスブラックを塗装してΦ2×24の長めのビスでフレームに組み込みます。

№.22と27は何かのタンクかと思いましたが実車の写真を見るとサイドカバーのようにも見えますし、最終的にはここにゼッケンプレートが付くんですよね。

ま、いっか・・・この二つをくっつけてグロスブラックで塗装したあとフレームに取り付けます。

№.58のチェーンカバーはグロスブラックで下塗りしてジュラルミンシルバーで塗装しフレームに取り付けます。

あとはゴムチューブを社外品で取り付けてこのセクションは終わりです。

ここまでエンジンの組み立てとフレームのマウントまでを完了しました。

さて、キリがいいので今回はこの辺で終わりにさせて頂き、今回のまとめで締めたいと思います。

つづきは(その2)で書いていこうと思います。

5.まとめ

今回は製作偏ということでエンジン、スラスターの組み立てからギヤボックス、フレームへの組み込みまでを行いました。

ま、バーチャルなんですんなり進めてこれてますが、実際作り始めたらあれが合わないこうしないとまともにつかないなど、色々難問が出てくるんでしょうね~、なんせプロターですから。

でも、世代の古いキットに比べれば説明書の内容は格段に良くなっていまして、戸惑いを感じることはなくなりました。

このシリーズでも紹介しているBMWやラベルダのキットは説明書が文字だらけで図を見ただけでは分からいところもありましたが、この辺は大分解消されています。

しかしプロターということもありますので、この辺りは実際に作ってみてどうだったかというところをいつか記事にしてリアルプロダクションの方に載せたいと思います。

いつになるかわかりませんが・・・

最後に冒頭で書いたメッキパーツのメッキの落とし方を紹介しておきます。

家庭用の漂白剤を使います。

水を張ったバケツに漂白剤を適量入れてメッキパーツを漬けておくだけです。

適量ってのはだいたいで、バケツならキャップ2~3杯ってとこですかね。

2~3時間で落ちる場合もあれば、もっと掛かる場合もあります。

また、時々コーティングをしてあるものがありますので、その場合は予めラッカー系のシンナーでコート剤を落とす必要があります。

漂白剤の使用時は十分に換気をするなど注意も必要です。

さて、次回は足回りの組み立てから始めます。

お楽しみに!

今回もご覧いただきありがとうございました。

次の記事:A.J.S. 7R Boy Racer(その3)

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