バーチャルプロダクション プロターBMW500サイドカー -3
前回記事:PROTAR 1/9 BMW 500 SIDECAR(その2)
BMWのサイドカーをバーチャルで作る ❝その3❞ はじめて行きたいと思います。
いや~~思ったより長編になってしまって、なんとか今回で終われるよう頑張っていきます。
前回はデカールの貼り方まででしたが、実質フロントフォークとフレームの組み立てまでを行いました。
今回はエンジンの組み立てから始めていきます。
プロターBMWサイドカーキットバーチャル制作(その3)
1.MONTAGGIO MOTORE:エンジンアセンブリ
『ヘッド、シリンダー、バルブカバーアセンブリも接着できません。
2本の黒いコネクティングロッドNo.28と29を、大きい方の側からカットして圧力をかけ、黒いネックN°30に取り付けます(図を参照)。
両端で灰色のピストンNo.23をコネクティングロッドに挿入し、クロームピンNo.45で固定します。
もう一方の灰色のピストンNo.24とクロムピンNo.46で繰り返します。
灰色のエンジンカバーの半分N.11の内側にあるシートにすべてを配置します。
ピストンがクランクケースの穴から出てくるように注意しながら、残りの半分でグレーのNo.12を閉じます。
クロームライナーNo.8を左側のNo.1グレーシリンダーに挿入します(図のように側面から)。
右の灰色の4番とクロムの9番を使用して他のシリンダーで繰り返します。
シリンダーをピストンに挿入し、中断されたフィンの部分が下になっていることと、シリンダーの基準歯がクランクケースの基準歯と一致していることを確認します(図を参照)。
ヘッドユニットを形成するには、左側の灰色のピースM. 2を取り、空の部分に左側の灰色のプレートNo. 9をはめ込み、半球形の部分を外側に、No。5を右、10を右、7(灰色)にします。 。
次に、キャブレタースリーブの四角いジョイントが後ろ向きになるように注意しながら、ヘッドをシリンダーに接着します(図を参照)。
No.43とNo.44のクロームスリーブを頭を上に向けて斜めに取り付けます。
エンジンの前部で、クロームタコメータートランスミッションNo. 10を上に接着して、灰色のチェーンガードNo. 13を接着し、それを灰色のストライプオイルサンプNo. 21に取り付け、後部で灰色のギアカバーNo.14を取り付けます。クロームクラッチレバーを上部N.11に接着します。
クロームメッキのカムNo.12と13で、クロームメッキのオイルドレンストローNo.14と15をハウジングに挿入します。灰色のバルブカバーNo.3を左に、N。6を右にヘッドに配置します。
クロームメッキの磁石を16番と17番の部品で形成し、クロームメッキのチップカバー18番を接着し、側面に黒いピペット33番と34番を穴のあるところに挿入します。
完全な磁石をクランクケースの上のスロットに取り付けます。
頭に黒いろうそくN.35とN.36を挿入し、ワイヤーで磁石に接続します。
灰色のピースNo.15と16でフロートチャンバーグループを形成し、それらを合わせて、中央の穴に灰色のキャブレターN.19を挿入します。
タンクの下の穴に、クロームメッキのピペットNo.19を燃料パイプの接続部に取り付けます。
クロームメッキホーンN.20をキャブレターピン(図を参照)に挿入し、その上にクロームメッキリングナットN.21をガスワイヤー接続で接着します。
真ん中にクロームクランプNo.22を差し込んで、ヘッドのクロームスリーブに取り付けます。
灰色のNo.17、18、20とNo. 23、24、25、26がクロームメッキされた他のキャブレターで繰り返します。』
『左のキャップを接着するときは、穴が前面にあることを確認してください。右側の穴は背面にあります。』
いや~いきなり長文でしかも複雑。
クランクやピストンまで組み立てるんですね。
凄いけど、どうせ見えなくなるよね…
ま、いっか
ということで、ここは図面見て翻訳文読んでもらえばなんとか出来ると思います。
摺動する部分は調節が面倒でしょうけど、見えないところなんでそこはほれそれなりになってればよしとしましょうよ。
塗色はそうですね~、先ず全て下地にグロスブラックを塗ります。
シリンダーブロックはアルミシルバーで塗装して、半光沢のクリアを吹いた後、墨入れブラックを全体に軽く筆塗りしておきます。
クランケースはアルミシルバーとグレーを少々混ぜて塗装し、艶消しクリヤーを吹いて乾燥したら墨入れブラックをサッと塗っておきます。
オイルパンもクランケース同様に塗って、各々乾燥したら手順に従って組立てます。
2.SIDECAR:サイドカー
『黒いフレームNo.37を取り、黒いピンNo.38を接着剤でホイールサポートに挿入します。 白い電源タップN.1をフレームの下にネジで固定します。
小さなホイールをピンに取り付け、熱い鉄で固定します。
#2の白いフェンダーをネジで取り付け、#39の黒いバッテリーと#40の燃料ポンプを電源タップの前面の穴に取り付けます。
バッテリーからポンプにワイヤーを取り付けてから、2本の長いチューブをポンプに取り付けます。
黒のサイドカーアタッチメントNo.41をフレームNo.37にネジで固定します。
次に、もう一方のダブルブラックサポートN. 42を、フレームN. 37のジョイントに配置された穴に取り付け、もう一方のブラック接続N.43を接着します。
白いプレッシャータンクNo.3を取り付け、クローム燃料キャップNo.27を接着します。
ポンプからタンクにホースを取り付けます。
バギーN.1の前に小さなフロントガラスを接着します。
燃料パイプを下に通し、黒いビプラマット、コードKを配置します。
乾かします。』
次はサイドカーの組立てです。
翻訳文の中で”白い電源タップ”と訳されているのはサイドカー本体のことのようなんですが、電源タップとはね~、スペルは”ciabatta”なんですがちょっといじって”ciabette”にすると”白いスリッパ”になりました。スリッパっちゃスリッパっぽい。こっちが正解かな!?
ってーことで、的確な解説を加えたあとは図面と翻訳文で難なくクリアー出来そうです。
しっかし、フレームをサイドカーに固定するのは何とも頼りないピンだけなんですね。
きっと数本逝ってしまうんではないかと・・・
その時は同サイズのビスを使うか、初めから全部ビスにしちゃってもいいかも知れないです。
塗色はサイドカー本体、フェンダーはサーフェーサーを吹いてホワイトで塗装、フレームはグロスブラック、燃料タンクはグロスブラック⇒アルミシルバーで塗装して半光沢のクリアでコート、エナメルのフラットブラックを薄めて筆塗り、こんな感じでいきたいと思います。
ホイールはピンを通して熱したドライバーなどでピン先を溶かして固定するようです。
火傷に注意です。
部品 41(後ろ側)と 42(前側)を本体側フレームにビスで固定し、前方に透明カウルを付けます。
最後に黒いビプラマットを敷くんだそうです。
ビプラマットって、・・・これか ↓
んん、こ、これは例のプロター名物フニャフニャゴムパーツではないか。こんなの敷いたら数年後にはサイドカー自体が溶けてなくなってしまうではないか。
いかん。何とかしないと。ということで代替案を考えることにしました。
ゴムの下にアルミホイルを敷くか、型をとってレジンで複製するかですかね~
気が付いて良かった~~
3.MONTARE IL MOTORE SUL TELAIO:フレームにエンジンを取り付けます。
『黒のジョイントNo.44をハウジングまたはリアギアカバーに接着剤なしで配置し、スイングアームのピンに挿入してから、4本のネジでエンジンを固定します。
ハンドルバーの2本のピンから2本のキャブレターに黒いガスワイヤーを取り付けます。
左ハンドルバーのクラッチワイヤーを、後ろのレバーに1本取り付けます。』
エンジンをフレームに取り付けますが、ここでも頼りないピンを使って固定します。
折ったり無くしたりしないように注意して取り付けます。
それからハンドルバーからキャブレターにワイヤーを取り付けるのと、クラッチワイヤーを付けますがこれは例のフニャフニャゴムパーツなので遠慮しときましょう。
タミヤなんかで出してるビニールパイプで代用します。
なにしろ溶けっちゃっては元も子もないないですから。
4.MONTAGGIO RUOTE AL TELAIO – Ruote anteriori:フレームへのホイールの組み立て-前輪
『大きなハブを備えた完全な前輪を取り、図に示すように、ハブに接着剤を使用せずに灰色の切り株ホルダーN.27とN.28を配置し、フォークの中央に移動します。
切り株ホルダーストップをフォーク上のストップと一致させ、クロームメッキピンN. 28を挿入し、クロームメッキナットN.29で固定します。
クロームメッキのレバーNo.30と31をログホルダーの穴に取り付けます(図を参照)。
ハンドルバーからレバーにワイヤーを取り付けます。』
ここは見たまんまですかね。
灰色の切り株ホルダーと訳されているのはブレーキパネルですね。これも樹脂製のピンを通して固定しますが同じサイズのビスを使う方がいいかも知れません。
切り株ホルダー(ブレーキパネル)はグロスブラック⇒ジュラルミンシルバーで塗装して、エナメルのブラックを薄めて筆塗りしておきます。
ハンドルのブレーキレバーからワイヤーを取り付けますが、例によってフニャフニャゴムパーツではなく別売りのビニールパイプを使用します。
5.MONTAGGIO RUOTE AL TELAIO – Ruote posteriori:フレームへのホイールの組み立て-後輪
『灰色のオイルホルダーNo.29を取り、黒い電球No.45と黒いピペットNo.46の上に接着し、ピストンとピペットをチューブに接続します。
ホイール全体のハブを置き、スイングアームと切り株ホルダーに配置されたアンカーをかみ合わせてスイングアームの中央に移動し、クロームメッキのピン#32とクロームメッキのナット#33ですべてを固定します。
#34クロームシフティングペグをフレームに取り付けてから、#35クロームシフティングペグをエンジンから内側のフットペグに取り付けます。
#36クロームフットプレートをフレームに取り付け、#37クロームオイルポンプでフレームに取り付けます。
次に、マスターシリンダーから後輪バルブにホースを取り付けます。
クロームメッキのエキゾーストパイプN.38とN.39を取り付けます。
クロームメッキのリングナットN.40と41を表面を押してエキゾーストパイプに接着し、パイプ全体をヘッドからフレームに取り付けます(図を参照)。フレームの背面にあるネジ。』
リヤホイールの組み込みです。
スイングアームにブレーキパネルを取り付けそれと、ギヤシャフトの間にホイールを挟んで 32 のピンを通して 33 のナットで固定します。
あとは、マフラーを取り付けます。
マフラーもメッキ部品なので、一旦メッキを落としてグロスブラックを塗装、ガイアノーツのプレミアムミラークロームで塗装し、丁寧に取り付けます。
6.TUBAZIONE BENZINA:ガソリンパイプ
『クロームメッキのスパイダーN.42を取り、キャブレタータンクからスパイダーへ、スパイダーからタンクへの燃料パイプと、サイドカーに配置された燃料ポンプに以前に取り付けられていたものを取り付けます。
あなたがサイドカーを攻撃するとき、あなたはそれを十字架に接続します。』
燃料用パイプの取り付けです。キャブレターからジョイント部へ繋げ、燃料タンクと燃料ポンプへそれぞれ繋ぎます。
7.MONTAGGIO CARENATURA:フェアリングアセンブリ
『2つの半分のN.4とN.5を内側から接着し、フェアリングに配置されたサポートにカウンターサポートを備えた黒いプレートN.49を接着します。
黒いピースNo.47と48(デカール)でタコメーターを形成し、レンズNを押します。2すべてが黒いプレートN.49に配置されたハウジングに接着します。
フェアリングを挿入した後、タコメーターからフロントチェーンガードに配置されたリンクにワイヤーを取り付けます。
図面に従ってデカールを取り付けます。
大型フロントガラスNo.3を接着し、ネジでフレームに固定します。
黒いピースNo.50と51を接着してトグルを形成し、フレームの中央チューブに取り付けます。 viplaV.Zを組み立てます。』
いよいよ最後の工程です。
カウルは左右を接着してからサーフェーサーを吹いて、ホワイトで塗装、デカールを貼って光沢のクリアーでコートして、2~3回研ぎ出しをしてから取り付けます。
カウンタープレートはセミグロスブラックで塗装して、タコメーターを取り付けカウルに装着します。
タンクのような部品 50 と 51 を接着して、グロスブラックで塗装し、デカールを貼ってから半光沢のクリアでコートします。
よく乾燥させてからフレームの中央に取り付けます。
最後にスクリーンを取り付けます。
以上で組み立て完了!!
最後の文章です。
『モデルを最良に保存するために、透明な合成スプレーで塗装することをお勧めします』
まとめ(総括)
ようやく完成に漕ぎつけました。
バーチャルですけどそれなりに気分を味わえたんではないでしょうか。
実際に作ってはいないですけど感じます。流石プロター、かなり手強そうです。
そもそも”まともに組めない”と評判のメーカーですから一筋縄ではいかないのは承知の上でしたが、こうして順を追ってみただけでもその評判は伊達ではないなと感じずにはいられませんでした。
いつの日か必ずや実地で制覇してみせると心に誓ったのでした。
みなさんは如何でしたでしょうか。
希少なプロターのオートバイキット、その中でも今回紹介したBMWのサイドカーは更に数少ないアイテムだと思います。
購入しないと分からないような内容を可能な限り掲載してご紹介しました。
もし楽しんで頂けたのなら幸いです。
今後もシリーズとして続けてまいりますのでよろしければご覧ください。
ありがとうございました。